私が今、思うこと



3月11日から8日。まず、被災地の皆様に心よりのお見舞いを。
日本はもうダメなのではないかと世界は思っているのかもしれませんが、私は絶対にそのようなことはないと感じています。
娘が小さな頃から繰り返し話して聞かせてきたのが、日本人の強さについてです。この国は昔から、地震津波、噴火、火災、などの災害で全ての失う、という経験を繰り返してきています。そういう時に投げやりになったり、パニックを起こして生きていけないようなご先祖様を持った人達はとっくに絶えている。ぜーんぶ失っても、仕方がない、また頑張ろう、絶対に大丈夫、と頑張ることのできる遺伝子が今いきている日本人には組み込まれている。だから何を失っても、何があっても、命のある限りは前を向いて進んでいける、と。
阪神淡路大震災を尼崎で、今回の東北関東大震災を宮城で被災した知人がいます。ほんの少しの差が生死を分ける現場をたくさん目にしてきた彼は、今とても落ち着いています。道一本隔てた場所でも、活断層のずれ具合で、無傷であったり壊滅したりする。100メートル離れた所まで津波が押し寄せ、大火になっても残る家は残る、生き残る人は生き残る。いくら最悪を想像し、心配したところで人の力でどうにかなるようなことではない。テレビで見て悲惨だ悲惨だと言われている光景も、実際に目にするともっと汚く酷い状況。現場はあんなものではない。災害時にどうなるかは、もう運の善し悪し、運命としかいえない。なるようにしかならない、と。
私もそう思います。何かあって死んじゃったら死んじゃったでしかたないではありませんか。死はある意味救済。残されたものたちにとっては大きな悲しみですが、死んでしまえば恐怖も痛みも心配もなくなるのですから。
孫たちがまだ小さいので放射能の影響が心配ですが、こちらを見るとちょっとほっといたします。
http://atmc.jp/
どうか、諸々が良い方向に進みますよう。
精神的に繊細で脆いところがあると自分では思っていたのですが、こういったことに対しては脳天気でいられるようで、おかげ様で食欲旺盛。来週は憧れのグランメゾンでのディナーを予約していただきました。エイプリルフールには検診があるのですが、命あるうちに美味しいものを食べておかなくちゃ、ね♪