アーカイヴ関連シンポジウム 2つ



今日は午後から、アーカイブを学んだ仲間5人と一緒に三田でシンポジウムを2つ聴講してまいりました。
「再発見!港区にある豊かな芸術資源」と、「拡張するジャズ ――油井正一アーカイヴ開室によせて」。
「再発見!港区にある豊かな芸術資源」は、少し遅れて途中からの聴講となってしまいましたが、先だってのアートマネジメント講座の成果についての発表や、大学が開催するイベントについての問題点などについてのお話を。
1時間ほど皆でタリーズコーヒーで時間をつぶし、続いて「拡張するジャズ ――油井正一アーカイヴ開室によせて」。
200席のホールは、ジャズを愛する方達、油井正一さんを敬愛する方達で満席、補助椅子が用意されたほど。
容姿もお話も素敵な女性ジャズ評論家の中川ヨウさん、そして抑えに抑えて言いたいことを我慢している感じが伝わってまいりました、ミュージシャンの菊地成孔さんのお話。
油井さんがジャズをどのように日本に広めようとしたか、独特の語り口は徳川夢声の影響を大きく受けたこと、昔の日本のジャズ喫茶を訪れたアメリカ人が「ここは禅寺であり、これは修行である」と感想を述べたこと、スイングジャーナルの廃刊について、ジャズの男性性が失われつつある状況、などについてとても興味深いお話あれこれ。
その後インドカレーを食べながら、一番遠いメンバーの終電に合わせ、10時半まで皆で語り合って帰ってまいりました。アーカイブのメンバー、幅広い年齢層ですのに不思議と気が合い、来週も皆でまた、お世話になった先生お二方が参加される公開セッションへ。