三菱一号館美術館



昨年春にオープンしてから、一度訪れたいと思っておりました。開館当初は大変な混雑と聞いておりましたが、そろそろ落ち着いたのではないかしら、と『カンディンスキー青騎士』展を観てまいりました。
カンディンスキーの絵がどのように変わっていったか、その流れがとてもよく解る、良い展示でした。
特に気に入りましたのは、カンディンスキーの《花嫁》、《コンポジションⅦのための習作2》、《印象Ⅲ》、そして、アウグスト・マッケの《花の絨毯》。
美術館として珍しいわ、と思いましたのが、靴音についての注意書き。確かに、フローリングの床は驚くほどコツコツと足音が響くのです。さほど混み合ってはおりませんでしたが、それでも、コツコツ、コツコツ、カツカツ…。そうとは知らずにヒールを履いていってしまったので自分の足音も気になり、忍足のような歩き方に。次回訪れます時には地下足袋ででも。