娘とランチ



久々に娘と二人でランチ。
フォーシーズンズホテル椿山荘東京のイル・テアトロへ。
夏の飽食で主治医に注意をされましてから、食事には気をつけておりまして、なるべく和食をいただくようにしておりますが、イタリアンでもちょうど嬉しいメニューを見つけましてこれは行かねばと。
http://www.fourseasons-tokyo.com/restaurant/plan/plan1/201009_000430.html
バターや生クリームが使われておらず、まるで私の為に作られたかのようなコース。前菜からデザートまで、ゆっくりと時間をかけて美味しくいただきました。

隣のテーブルのマダム二人組はお昼からスプマンテを一本開け、優雅なランチタイム。ところが途中で思わぬことが。お一人が注文されたメインのお料理がおそらく何かのスモーク。陶器のドーム型の蓋がうやうやしく開けられたその瞬間、お皿からは浦島太郎が玉手箱を開けてしまった瞬間のように白い煙がふわーっと立ち昇るではありませんか。

あら素敵、と思いましたのも束の間。窓際の一角は暫く、ケホケホとむせてしまいそうなほどの燻っぽさが続いたのでした。演出としては素敵ですが、メニューといたしましては少々問題ありですわね。

さて、フォーシーズンズホテル。久々に訪れましたが、オープン当初漂っておりました心地良い緊張感が徐々に薄れ、漂う雰囲気も、お客様の層も、ずいぶんと庶民的になっておりました。

ホテルが好きな理由の一つに、非日常を経験したいという思いがある私といたしましてはちょっぴり残念な変化。行き届いたサービスは素晴らしいだけに、大変もったいないこと。なんとかもう一度、あの洗練された空気を復活させていただきたいです。