Book Brooch




その美意識、博識、知性に惚れ込み、もうかれこれ8年、9年でしょうか、憧れ続けておりますNさん。
ちひさな秘密のお茶席 - clair de lune
こちらのお茶会も、今思い出しましてもうっとりとするほど素敵なものでした。日記を少し読み返しただけで、あの日の湿度を含んだ空気、雨の音、少し緊張をしつつ朗読をする声、ミントの香り、などが甦ってくるようです。
そのNさんがブローチ展に出品をされるとのことで、作品を拝見してまいりました。
『ふしぎな国のアリス』を追憶するブローチ・シリーズや、『ボンド街のダロウェイ夫人』を追憶するブローチ・シリーズ、“ダロウェイ夫人の片手袋の傍にあった栞”などなど。どれも見惚れてしまうほど美しく繊細な作品。服を飾るブローチももちろんあるのですが、珍しいのは、その多くがブック・ブローチ、本のためのブローチであること。
シェークスピアの「黒い貴婦人」、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』からは「手袋」や「カップとミントの葉」など、魅力的な題材をモチーフとした栞の中から迷いに迷って選びましたのが、ギャスケルの『女だけの町―クランフォード』のブック・ブローチ。金の鎖にピンクのリボン、チャームにはやはり栞の挟まった本のイラスト、雫型の煌めくビーズ、そしてピンク色のタッセルは細い細いピンクの絹糸で作られています。
手元に届きますのは今月末の予定。『クランフォード』を読みながら、待つことにいたしましょう。とても楽しみ。
ご興味がおありでしたら是非こちらも。ブローチの画像をたくさんご覧いただくことができます。