TURRON



珍しいお菓子を、娘からお福分け。スペイン土産とのこと。
日本ではクリスマスといえばケーキ、ですが、スペインでは昔からこのトゥロンというお菓子が欠かせないのだそうです。
アーモンド、ハチミツ、砂糖などから作られておりまして、伝統的なものはハードタイプ、ソフトタイプの二種類。発祥のちといわれるヒホナで、500年以上もの歴史を持つ製法そのままで作られているとか。最近では、チョコレートや果物入りなど種類は豊富とのこと。
いただきましたのは、真空パックになっております伝統的なソフトタイプ。スライスしていただくのですが、アーモンドのオイルで包装はぎとぎと。おそるおそろう口に運びましたが、食べてみますとまったく油っぽさは感じられず、まるで上品な和菓子のよう。あっさりと素朴な味わいで、もう一枚、あと一枚、と後をひきます。とても美味。これは是非また食べたいと思い、調べてみましたところ、日本ではなかなか入手が難しいよう。世界中から貪欲に美味しいものを仕入れてくる商社の方々が、この美味しさを見落としているとはどうしたことでしょう。日本人の口にも絶対に合うと思うのですが。
ということで、ここ数年、アドヴェントといえばドイツのシュトレンを楽しんでおりましたが、今年はひと月ほど早く、スペインのトゥロンで、気分はクリスマスシーズン突入です。