気球に乗ってきました



東京ミッドタウンで開催中の、DESIGN TOUCH BALLOON、気球乗船体験をしてまいりました。
第1部から第5部まで、一日5回の開催なのですが、今日は悪天候のため第1部、第2部共に中止、第3部は風が強く乗船体験はできなかったとのこと。幸運にも私が参加いたしました第4回部は風も凪いでおりまして気球教室、乗船体験共に実施。素晴らしく楽しい体験でした。
一回に参加できるのは11組、一組3名まで。つまり、一人での参加が11組でしたら11人、3人での参加が11組でしたら最高33人が参加できるというシステム。受付開始時間よりも20分ほど早く行ったのですがそれでも10組め、ぎりぎりでした。同意書にサインをし、私はミッドタウンカードを持っておりましたのでなんと無料でしたが、通常は500円をここで支払います。その後、テントへ移動して開始を待ちます。
気球には熱気球とガス気球がありますが、今回体験できますのは熱気球。しくみは、たくさんのパネルを縫い合わせた大きな風船、球皮(きゅうひ)。空気をあたためるバーナー。そして人や燃料を積み込むバスケット(ゴンドラ)。球皮内の空気をあたためて上昇、空気を冷まし、あたたかい空気を逃がすことによって下降。燃料はプロパンガス。
まず、『レイアウト』という、球皮を地面に広げるところから体験させていただけました。細長く畳んである球皮を、ロードテープという気球の骨組みとなるテープを引っ張って広げていきます。この球皮を持ち上げる際の注意は、高く持ち上げ過ぎないこと。下に風が入り込んでしまうと球皮が暴れてしまうのだそうです。

続いて『インフレーション』。インフレーター、大きな扇風機で風を送り球皮をふくらませ、次いでバーナーをたいて熱気を送り込みます。
徐々に球皮が膨らみ、ゆっくりと気球が立ち上がります。見事まっすぐ立ったところで皆で拍手。このイベントの手伝いのスタッフは、一人を除いて全員熱気球のパイロット、という贅沢な布陣とのこと。最終チェックが完了しますといよいよ乗船です。
やや風が強かったこともあり、組ごとではなく、バランスを考えつつ数名ずつ乗船。乗り降りにはバスケットを大きくまたぐ必要がありますので、女性はスカートよりもパンツ、スパッツなどがお薦めです。この時も、全員降りて、全員乗って、としてしまいますと降りた時に気球が浮きあがってしまうので、一人降りたら、一人乗り込む、というように重さの調整をしながらの乗り降りとなります。

さていよいよ浮上。少しでも強い風が吹くと大きく揺れますし、バーナーの熱で顔も少々熱いですが、なんて気持ちがいいんでしょう。最高です!
東京で気球に乗るというのは、まず出来ないラッキーな体験とのこと。飛ぶまでは飛べたとしても着陸する場所がないのだそうです。今日、気球を持ってきてくださった方達は長野の方々だそうですが、長野でしたら、もちろんロープに係留されたままではなく、風任せのフライトを楽しむことができるそうです。「そうじゃなくっちゃ、面白くない」、とは私の回の担当パイロットさん。いいですねえ。
楽しい飛行体験はあっという間。下降です。地面に着く時には膝を曲げて待機しましたが、ドン、とぶつかることもなくすっと着地。お見事。
楽しかった。飛行機も大好きですが、気球も素晴らしい。機会がありましたら是非、係留ではない飛行を経験してみたいです。