悲しい話



娘が大学でたいへんお世話になった恩師が昨日の朝亡くなりました。61歳、胃がん
この春から大学を退職されて療養に専念されていたのですが。今の時代、61歳は早過ぎます。昨年まで、普通に演奏活動もレッスンもされていましたのに。素晴らしい音楽の才能が、たくさんの努力が、経験の積み重ねが、また一つ葬られてしまいました。もったいない、残念、悲しい。J先生、ありがとうございました、どうか安らかにお眠りください。
そして先だって同じ病だと判った伯父も、いよいよ人工呼吸器の助けが必要に。伯母にははっきりとは余命を伝えていなかったのですが、今日はもうダメだとぴんときてしまったそうで、「パパ、絶対に良くなるからね。頑張って良くなって早く帰ってきてね。パパ愛してる。」、とずっと手を握り、語りかけていたとのこと。だいぶ話が分からなくなってきてしまった伯父も、一緒にいた姉妹も皆病室で泣いてしまったと。伯母は夫の前では泣いてはいけない、と涙を堪え、自宅に戻ってから泣き崩れていたとか。
命あるもの、皆等しく死が訪れるとはわかっておりますが、今年は悲しい話が多過ぎます。