JAZZ HARP



ハープでジャズ、という珍しいライブを聴いてまいりました。会場は、東京ミッドタウンの中にございますこのページは移動しました | d-labo
いつも興味深いセミナーのお知らせをいただいておりまして、参加したいわと思いながらなかなか時間の都合がつかず、訪れましたのは『旅するウミガメ』 - clair de lune以来。今回はd-labo初のライブとのこと。
出演は、ハーピストの金井早苗さんと、ベースの小谷克巳さん。優雅で繊細な印象のハープという楽器で、いったいどのようにジャズを?と楽しみにしておりましたが、なるほど、ピアノとはまた違った軽やかな印象のお洒落なライブを聴かせていただきました。
金井さんは元はクラシックのハーピスト。学校を卒業し、ハーピストもまだ少なかったということもあり、仕事はいくらでもあった。でも、仕事で求められているのは、綺麗で若い女性が美しく奏でるハープ。歳を重ねると、たとえ演奏技術はアップしても、仕事がなくなってくる。実際、30代になると仕事が減り、結局弾かなくなってしまうハーピストも多い。長く、ハープを弾き続けるにはどうしたらいいか、と考え、出した結果はジャズに転向すること。小谷さんにコードから教えてもらい、時にには邪魔にもなるクラシックのハープの奏法を変え、今に至っている、とのこと。
婿にこの話をいたしましたところ、「世の中そいうものです。ベーシストのアドバイスが素晴らし過ぎる」、と。確かに、婿の事務所への仕事の依頼も、例えばホテルのロビーラウンジでの演奏の場合、クライアントの希望のほとんどがやはり若くて綺麗な女性奏者。世の中、そいうもの、なのでしょうか。