時計修理



母が担当しております仕事の一つが時計の修理。引き継ぐならば、これもできるようにする必要があります。
ということで、母に弟子入りをいたしまして、時計職人の修業開始。まずはなるべく簡単な作業から、ということで電池交換を。
裏ぶたの開け方一つにいたしましても、色々なタイプがあり、時計に傷を付けずに開けるのはなかなかに大変。電池を交換し、動作を確認。裏ぶたを閉める、のがまた難しい。角度が微妙にずれていたり、力をかけ過ぎたりいたしますと、ガラスにひびを入れてしまうことも。
この日は、ムーブメントを取り出しての針の調整、石(スワロフスキー)取れの修復、などを教えたあと、母は帰ってしまいましたので、午後はひたすら自習。幸い、必要な道具一式、教材となる売り物ではない時計はたくさんありますので、それらを使って裏蓋をあけたり閉めたり、リューズを外したり差し込んだり、針を外したり取り付けたり。手がすべり、金属のピンセットで擦っただけでも時計に傷を付けてしまうことになりますので、神経を使う作業。細かい作業は昔から好きなのですが、適性があるかどうか、お試し期間といったところです。