お泊り子守




この週末は、婿と娘が箱根で仕事とのことで、泊まり込みで孫の世話。
土曜の朝から、日曜の夜まで。天気が良いので洗濯をして、掃除をして、三食プラスおやつを作って一緒に食べて、公園でたくさん遊んで、お風呂に入って、眠って、起きて。まるで子育て中の専業主婦のような二日間を過ごしました。楽しかった。
言葉でも仕草でも、なんでも真似をして吸収する時期のようで、思わぬことを真似されてドキッとすることもしばしば。一歳十一カ月。柔らかなこの時期に、どのようなものに、ことに触れるかは、とても大きく、大切なことなのでしょう。
まるで夏のような日差しの中、公園を散歩。ずっと前から、孫がこのくらいの年齢になったらしてみよう思っていたことがありました。それはシャボン玉遊び。
たいへんな人出で、またまた難民キャンプの様相を呈したミッドタウン・ガーデン。シャボン玉を飛ばし始めると、孫もきゃっきゃと大喜びだったのですが、周りの子供達も喜んで集まってくる、集まってくる。日本人の子供も、外国人の子供も、わらわらと。このままシャボン玉を飛ばしながら公園を出たら、“ハメルーンの笛吹き男”、ならぬ、“東京ミッドタウンのシャボン玉飛ばし女”、になれそうね、と思ったほど。
部屋に戻って、昼寝の前に絵本読み。『だれかしら』、という、今孫の一番のお気に入りの本。男の子の2歳の誕生日のお祝いに、ねこさん、きりんさん、うさぎさんたちが、プレゼントを持って集まってくる、というお話なのですが、その中のねずみさんたちが訪れるシーン。
「ちゅう ちゅう ちゅう おたんじょうび おめでとう」というところで、とつぜん孫が「ちゅうちゅうちゅう」と言いながら絵本に三回キスを。笑いながら、「そうなの、確かにちゅう、よね。おばあちゃまのほっぺにもちゅうして」、と言うと、ちゃんと頬にちゅう。可愛いわあ。
と、二日間、孫と一緒にたっぷり日差しを浴び、普段気をつけております分を帳消しにするほど、メラニンをたっぷりと蓄積してしまったように感じますが、そんなことはもうどうでもいいわ、と思えるほど、穏やかで幸せな週末、でございました。