退院



一昨日、退院いたしました。
10/6(月)頭痛、発熱。外来で診察。肝臓の数値が少し高くなっているが、様子をみることに。
10/16(木)酷い頭痛。予約無しで外来へ。髄膜炎の可能性もあるので、腰椎穿刺(ルンバール)で髄液を採る。激痛を伴う検査と聞いておりましたが、それほどでもなくほっと。結果は問題なし。自分の髄液を見る機会というのもなかなかないと思い、先生に見せていただいたのですが、無色透明の綺麗に澄んだ水のようなものでした。
10/20(月)外来。6日に撮った頭部のCTで気になる部分がある、と画像を見せられる。確かに脳に丸い影が。これはいったい何ですか?MRIを撮ることになり、母に電話で報告。MRIの検査室も色々あるのか、今回の部屋は、ドン、ドン、ドン、という重低音に合わせてヒップホップのような音楽が流れているのです。それがあまりにリズムがぴったり合っていてびっくり。検査技師さんが微妙にスピードを調整しているのかしら、それともぴったり合う曲を流しているのかしら、などと考えているうちに検査開始。噂には聞いておりましたが、頭部MRIはまるで工事現場生き埋め、のよう。またまた小さなトンネルに入れられ、ガンガンガンガン、ガチャガチャガチャ、と耳元でひたすら凄い音が。検査を終えると、検査室の前に母が。心配で駆けつけてくれたとのこと。ありがたや。
検査結果が出て診察室へ。「良いお話と、あまり良くないお話があります」、とのこと。「まず、良い方。脳はまったく問題ありません。真ん丸く見えていたのは、たまたま切り口の脳の影が丸く写ってしまっただけでした。あまり良くない方。血液検査の結果、肝臓の数値がとても高くなっています。それと異型リンパ球というものが出ていますので、おそらくウイルス感染による肝機能障害です。頭痛と発熱もそのウイルスによるものだと思います。安静にするしか治療法はないのですが、2週間ほど入院が必要です。」とのこと。
検査室を出て母に報告すると、脳腫瘍だと思っていたようで、安心して一瞬泣き崩れる母。本当に、いつも心配かけて申し訳ないです。用意もあるので、翌日入院ということで帰宅。
10/21(火)入院。♪恋も2度目なら、少しは上手に、愛のメッセージ、伝えたい(中森明菜)、ではありませんが、入院も二度目になりますと慣れたもの。必需品の準備も過不足なくばっちり。しかも、頭痛で通院しておりましたのに、入院いたしましたのは前回の膵炎と同じ消化器内科、そしてまたまた主治医はその節に命を救っていただいたI先生。
いつもながらちょっと棘のあるI先生登場。「はい、emimiさんね。最初にN先生から肝臓の数値が高いって電話をもらった時には、その患者、飲んでない?って訊いちゃったけど、飲んではいないようです、って、ね。今回は本当に病気ですので、(え?今回は本当の病気って、では前回の急性膵炎は、病気ではなくて自業自得とでも?)ま、ごろごろしてるしかないんだけど、だいたい2週間、完治までには2ヶ月、安静にしていてください。私も30代の時になりましたけど、やっぱり2週間病院休んで、あと1週間ぐらいゆっくりして、自分で採血して検査したりして、結局なんのウイルスかわかりませんでしたが、もうそれこそいっぱいあるんですよ、肝機能障害を起こすウイルスっていうのは。後に肝炎が残ったりもしませんので、心配はありませんから」、とのこと。
結局検査の結果出たウイルスは、普通は8割程度の人が子供の頃にすでに罹って抗体があるのですが、抗体陰性のままの人が大人になってから罹ると今回のように肝臓にきてしまうことがあるというもの。おそらく感染経路は保育園に通っている孫からであろうとのこと。幼児がかかっても症状は風邪程度。健康な人ならば症状が出ないそうなのですが、私は抗体がない上に、抵抗力、免疫力が低下していたため、このようなことになってしまったようです。
ということで、入院とは申しましても本当に点滴も投薬も一切なし。毎日ひたすらごろごろ。寝て、食べて、血を採って、読書をして、テレビを見て、シャワーをして、という日々。暇なのでローションパックもしたりして。数値もだいぶよくなり、頭痛、発熱も治まってまいりましたので、予定より少し早めの退院、となりました。
まだちょっと頭が重いこともあるのですが、数日自宅療養をして、来週半ばぐらいから仕事に復帰できれば、と思っております。