『ブーリン家の姉妹』



さて、首はまだうまく回らないのですが、2日休んでしまった仕事にも復帰。夜は、会場もちょうど職場近くでしたので、招待状をいただいた試写を観に行ってまいりました。
『ブーリン家の姉妹』。舞台は16世紀、イングランド。国王ヘンリー8世の寵愛、一族の野心に翻弄される姉妹の物語。主演は、ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソン
妹、メアリー・ブーリンを演じるスカーレット・ヨハンソンは全編、あのふっくらとした唇や胸そのままの、ぷくぷく、ぽよよん、としたお芝居ながら、絵画から抜け出てきたかのような美しさで大きな存在感。姉、アン・ブーリン役のナタリー・ポートマンはこれほど凄い女優さんとは知りませんでした。無邪気、歓喜、狡猾、嫉妬、恐怖、絶望、など複雑な感情を見事に演じきり、まさに舌を巻く、といった印象。
ただ、物語はヘンリー8世の男としてのあまりの身勝手さにがっかりしてしまうようなお話の展開。妻がいても、次に妻にしたい女性が現れれば今の妻は邪魔者扱い。ローマ教皇に破門されてまで強引に離婚を成立させたり、魔女だ、不貞だ、などと理由を付けてはすぐに処刑をしたり。6人もいた妻にすらそうなのですが、それ以外に辛い思いをさせて女性がどれだけいたか。世継ぎの男の子がなかなかできず、どうしても必要だったから、といえばそうなのでしょうが、女性の立場といたしましてはヘンリー許しがたし。
それと、あの終わり方ですと、ヘンリー8世の後を継いだのが、2番目の妻であったアン・ブーリンの娘のエリザベス1世のよう。間に、3番目の妻が生んだエドワード6世、最初の妻が生んだメアリ1世、がいたことに触れたほうが宜しいようにも。なんて細かいことをぶちぶち言っているようだから、頭が痛くなったりするのかも。
体を鍛えて腹筋を割りたい男のブログ(※注意:音が出ます。)
サイトの『性格診断チャート』を試しましたところ、なんと、私は“アン王妃タイプ”。頭が切れ、向上心が高く、非常に現実的な思考の持ち主。恋愛においても、駆け引きに秀で、とても社交的。そうですか。うーん、些細なストレスにへこたれている場合じゃございませんわね。さて、では王妃目指して頑張ってみましょうか。年齢的に狙えるのは、モナコ公国アルベール2世ぐらいでございましょうか。