MANDARIN ORIENTAL TOKYO  



夏の終わりの小さなバカンス。今年は海外旅行の予定もございませんので、少し贅沢をいたしまして、マンダリンオリエンタル東京に宿泊してまいりました。
マンダリンオリエンタルは、昔、父の会社の社員旅行に紛れ込み、香港へまいりました折に宿泊したことがございまして、中二階のクリッパー・ラウンジでいただきましたアフタヌーンティーの優雅さが忘れられずにおりました。ということで、予約の際、夕食のレストランの予約と共に、二日目の午後にはアフタヌーンティーの席も予約。
まずあまり目立たないホテルの入口を入り、ベルボーイさんにチェックインをしたいと告げますと、「少々お待ちいただけますでしょうか」と予約を確認の後、エレベーターで最上階、38階のフロントへ案内。
大きなフラワーアレンジが美しいフロントは、天井が高く、両サイドの大きなガラスからは東京を一望のもとに見渡すことができ、まるで天空に浮かんでいるかのよう。さすが6ツ星ホテル。このフロントはもちろん、エレベーター、廊下、そして案内されました客室に至るまで、塵一つなく、曇り一つなく磨きこまれ、見事。

外国人のベルガールさんに促され部屋に足を踏み入れた瞬間ブラインドが上がり始め、足元から天井までの大きな窓から、遮るもののない眺望が目に入ってくるという素敵な演出。そして、用意されておりましたのは、ウェルカムシャンパン、チョコレート、フルーツ。この状況の中、もう、「飲んで、飲んで…」、というシャンパンの誘惑に打ち勝ち、ちょっぴり舐めるだけにした私はなんて意志が強いのかしら。
画像一番左は、合わせ鏡のエレベーター。僅かに湾曲しているようで、奥の方に映る姿は、斜めに見えなくなっていきますので、真夜中に一人で乗っても怖くなさそうです。