刺さった針は抜いてはいけない



昨日はちりめん細工のお稽古の最終日。
うぐいす袋の口を閉める紐の先に小さなぽんぽんの飾りを付けておりました時、うっかり指先を縫い針で刺してしまいました。あっというまに滲む血。注意深く作業中のうぐいすを机の上に置き、血を拭いたつもりだったのですが、よく確認をいたしましたら袋の口紐に少し血がついてしまっておりました。
このことを隣で作業しておりましたお稽古仲間に話しますと、「私もよく刺しますよ。針を刺してしまった時は、あっと思って抜いちゃだめなんです。抜くと血が出てきますから。針は刺したままで作業中のお細工物を手から離し、それから抜くんです」、と。おお、なにやら、矢が刺さった武士のようですね。