テルミン演奏



昨日は娘が手作りのスイートポテトを届けてくれました。柔らかくて、優しい味で、最高に美味。一番大変な裏ごし担当は婿だったそうですが、なんと木べらが折れてしまったとか。すごい力で裏ごしてくれたのですね。
テルミン聞かせてー」、と娘が申しますので、演奏初公開。ピー、キュイーン、ブー、とチューニングを済ませ、プッチーニの「私のお父様」を弾き始めますと、もう娘が身悶えて笑う笑う。そう、そんなにおかしいんだわ。まあ、確かにね。
娘にも演奏させてみることに。まずは最高音から音階で最低音まで下がっていき、感覚を掴むことをアドバイス。『大人の科学』には、最初にチューリップで基本動作を学ぶようにと書かれているのですが、簡単なメロディーではありますが、チューリップはぴちっと音程を取らないと曲らしく聞こえないのが難しいのです。プッチーニのような、うねうねしたメロディーのものの方がかえって演奏しやすく感じましたので、娘にも最初から「私のお父様」を奨め、演奏開始。「うわー、微妙な動きで音程変わっちゃうんだ。絶対音感がないと厳しいね」、と言いながらも、まあなんとかそれらしく。高音に飛ぶところがなかなか上がりきれず、「こういうソプラノ歌手っていそうよね」と声で真似をしながら、二人で大笑い。孫は初めて聞くテルミンの音色と、2人の姿に固まっておりました。
テルミンはビブラートをかけるのに、右手全体を震わせてかけるのが正しい方法なのですが、私は別の方法を発見。テルミン本体を軽く揺らしてしまうのです。そうしますと、アンテナがぷるぷる揺れて、見事なビブラートがかかります。私って天才、かも。全ての音にビブラートがかかってしまうので、ちょっとお化けっぽい音楽にはなってしまうのですけどね。