後追い



孫の後追いが始まっております。後追いというのは、それまで一緒にいた母親などの姿が見えなくなると不安になって泣いてしまうこと。
娘が出かける時、ドアを閉めて姿が見えなくなると、ドアを見つめて必ず泣きます。まだ、すぐに玩具などに気を取られてしまうので、悲しい気分は長続きはしないのですが。それでも、時折思い出しては不安そうな表情で、部屋中をきょろきょろと見回します。そして、娘が帰宅した時の笑顔といったら。驚きと喜びと幸せと安心と優しさに満ち溢れた笑顔。どんなに婿がきちんと育児に参加しておりましても、あの笑顔を向けるのは母親にだけ、なんですよね。
小さな後追いは、婿や私にも向けられておりまして、例えばトイレに行くのにも泣かれてしまいます。サークルに入れ、「ちょっとお祖母ちゃまはトイレに行ってきますからね」、と声をかけて行くのですが、後ろでうわーんと泣き声が聞こえますと、なんですか気になってしまってもう大慌てで用を済ませて走って戻るのです。家事の手伝いなどはおんぶでこなしているのですが、ちょっとおんぶをしたままお手洗いに入るわけにもまいりませんしね。たいへん。