危険回避よりも…



大江戸線六本木駅は地下42m。地上とホームの往復は、エスカレーターを使いましてもかなりの時間がかかってしまいますので、いつもホーム奥にあるエレベーターを利用。
先日のこと、地下ホームの階でエレベーターに乗り込もうとドアの前で待っておりますと、ピポピポピポピポピポピポピポピポ!…と、上からまいりますエレベーターが警報音を響かせながら降りてくるではありませんか。ドアが開くと同時に警報は止まったのですが、中に乗っておりました7、8名の乗客が、「まじこえー!」、「なんなんだよこれー!」、と口々に恐怖を訴えながら降りてまいります。怖ーい、と思いつつも、降りてきた女の子と目が合い、なぜか思わずお互い笑って会釈を。動揺すると、人はおかしな行動をとるものです。一瞬、乗り込もうかどうしようか迷ったのですが、エスカレーター乗り場まで戻るにはかなり歩かなくてはいけません。もう一人待っておりましたお兄ちゃまは躊躇うことなく乗り込んでおります。えい、儘よ、と私も乗り込み、バイオハザードのエレベーターのシーンを思い浮かべたりしつつも、無事に目的階に到着。
これで、もしも途中で何かございましたら、きっと楽(らく)しいの自分の行動を後悔したのでしょうね。それにいたしましても、本当にあの警報はなんだったのでしょうか。くわばらくわばら。