銀座



室内楽のコンサートを聴きに銀座へ。ピアニスト2が出演するのですが、今日はスタッフとしてではなく、観客として。
席に着き暫くいたしましたところで、通路を隔てた隣席の男性に、「あの、もしかしたら人違いでしょうか…」、と声をかけられたのですが、お顔を拝見いたしましても、はてさてどなたやら。「どこかでお会いしましたでしょうか…?」、と訊ねますと、ある財団の名前を。嗚呼!っと蘇る記憶。なんと、2ヶ月ほど前にご挨拶に伺った、ある大きな財団の担当者さんではありませんか。財団でお会いした時には軽装でしたのに、昨日はぴしっとスーツにネクタイ姿で雰囲気が違い、まったく気付きませんでした。こちらが、「何卒宜しく」、とお願いに伺いましたのに、とんだ失礼をいたしました。失敗、失敗。その後、開演までと休憩時間の短い時間ではありましたが、財団の活動について驚くようなお話を色々伺うことができ、思わぬところで思わぬお勉強。
コンサート終了後にはピンクシャンパンとペリエが振る舞われ、私はもちろんペリエペリエの注がれたフルートグラスを手に、演奏を終えてお客様にご挨拶中のピアニスト2のところにまいりますと、目をまるくして、「あ、もしかして飲んでます?」。「え、あ、これ?ペリエよ」、と答えますと、「emimiさんが手にしているとお水に見えないです」。そう、私が透明の液体を飲んでおりますと、ウォッカグラッパに見えてしまうのでしょうか。どうも、“お酒を飲みすぎて体を壊した”、ということから、周囲にはかえって実像以上に“大酒飲みであった”、という印象を与えてしまったような。などと申しますと、絶対に知人からは、十分大酒飲みだった、と言われそうですが。
ホールを出ますと、日曜の夜の銀座はたいへんな賑わい。ミキモトには煌く大きなツリーが飾られ、ああ、もうあっという間にクリスマス、そして年越しなのね、となんですか気忙しい気分に。