スーパーにおける野菜、果物の買い方



ミラノのスーパーの野菜売り場。
新鮮な野菜が、彩り美しく、種類も豊富に並べられております。イタリアは野菜も果物も甘みがあって、味が濃くて、ずるいなぁ、と思ってしまうほどどれも美味しいのです。
さて、野菜の買い求め方ですが、日本とは少々違っておりまして。
まず野菜売り場の入り口に、ロール状のポリ袋と、使い捨ての手袋が置かれておりまして、皆最初に手袋1つと、必要枚数のポリ袋をここで取り、必ずその手袋を片手にはめて品定めをするのです。(※写真左)

あれこれ必要なだけ自由にポリ袋に詰めながら売り場を進んでいくのですが、この時、それぞれの野菜や果物に付けられた番号を覚えていかなくてはいけません。例えば、ニンジンは42、玉ねぎは45、ズッキーニは79、オレンジは3、ぶどうは36…というように。これが、品数が増えてくると結構たいへん。ぶつぶつ、と「オレンジは3、ズッキーニは79…」などと呟きながら買い物をすることに。そして、売り場中央に数台置かれております計り(※画像右)に各自が野菜を置き、パネルのボタンを押し、値札を出し、袋にペタッと貼り付けてレジへ持っていくのです。画像の計り、下にも同じ品数の別のパネルがございますので、ナンバーはなんと1から96まで。まあ、絵を見て探してもいいのでしょうが、老若男女、慣れておりますのか、みんな素早く、迷わず、パネルをピッ。
ミラノで訪れましたどのスーパーもだいたい同じシステム。まるでゲームのよう。記憶力の良し悪しを問われ、呆け防止にも役立ちそうな、お買い物。