ながぐつをはいたねこ 1



「ながぐつをはいたねこ」、岩崎書店版、二冊目を入手。
ややよたよたと傷んではいるものの、読まれてきた本ならではの味わいがあります。古い時代のしかけ絵本がなかなか手に入らないのは、本来子供達に読まれ、遊ばれるために出版されたもので、その繊細な作りゆえに壊れて捨てられてしまう本が多いからでしょう。私が持っておりますクバシュタのコレクションはデッドストックがほとんどですが、きちんと遊ばれながらも生き残ってきた本達には、特有の力強さが感じられるように思います。
表紙は、長靴をはいた猫が、帽子を持ち上げて挨拶をする仕掛け。