ウサギを踏むマリア



ヨーロッパにおいては、ウサギは多産のシンボルであり、
性欲のシンボルでもあるのですね。
聖母マリアがウサギを踏んでいる絵が残されていますが、
この絵は、マリアが性欲をコントロールし、
処女のままでイエスを産んだ、というシンボルでもあるのですね。

以前、知人よりウサギについてこのようなお話を伺いました。それからずっと、ウサギを踏んでいる聖母マリアの絵を探しているのですが、なかなか見つけることができませんで。見てみたい…。でもこのようなお話は、必死に探し出すよりも、ずっと忘れずにおりまして、ある日、訪れた美術館や、ふと開いた本の中に見つけた時、「あ、ついに出会えました」、と喜びに浸りますのが、幸せなのではないかしらとも。