諸々



楽しかった旅の反芻もそろそろおしまいにいたしましょう。
こちらは、バスで移動の途中に入りましたサービスエリアの、おそらくドイツでも最新タイプのトイレ。有料のトイレでして、入り口が改札のようになっており、50セントを支払って入場。さすが掃除が行き届き、塵一つ落ちていない美しいトイレ。用を済ませている間に、他の個室からウィンウィンとモーター音のような音がいたしまして、何の音かしらとは思っておりました。で、全て終えて水を流しましたところ、ウィーンという音と共に突如便座奥のブルーの部分が前に飛び出してくるではありませんか。続いて丸い便座の部分が歪んだのかと思いましたらそうではなくて、くるくると回り始めるのです。いったい何事が始まったのかとあっけにとられて見ておりますと、なるほど、ブルーの部分に入っております洗浄液で便座を消毒する仕組みなのです。作業が終わりますと、またウィンウィンとこの部分が下がって収まりまして終了。ほう。便座が回るとは斬新な。
トイレを出ると、皆口々に、「凄いトイレでしたね」、「びっくりしましたね」、「便座が回ってましたね」、「思わずカメラで撮影しようかと思いましたよ」、と。えっへん。私はしっかり撮影してまいりました。
 
さて、お土産。左が、三兄弟の長男、クリスチアン・ヴェルナーさんの工房で買い求めてまいりました、ライフェンドレーンの製作途中の状態。上部にナイフのようなものを当て、金槌でコンコンと叩きますと、木の目に添っておりますので、縦にすぱっと綺麗に切れるのです。
右の画像の中央が、その、ライフェンドレーンの技術で作られました、ブレーメンの音楽隊。前にも書きましたように、カットした木片をお鍋でぐつぐつと煮て柔らかくし、面取りのように削って形を整え、耳や尻尾などの細かい部分を付け、彩色をして完成。手前左は、ずっと一つ欲しいと思っておりました、フラーデ工房の人形。右は、ヴェント&キューンのとても古い時代に作られた、たいへん貴重なお人形。ヴァイオリンを弾く天使。
 
右は、次男、ヴォルフガング・ヴェルナーさんの工房のオルゴール、と左は、ザルツブルクの玩具博物館に展示されておりましたもの。昔から愛され続けてきたデザインなのだということがよくわかります。同じデザインでも、曲は色々ございましたので、今回の旅を記念して、「魔笛」を。
 
こちらも、おそらく同じ流れのおもちゃの新旧。左はザルツブルクの博物館の展示。右は、ヴォルフガング・ヴェルナーさんの工房で買い求めてまいりましたもの。
 
お土産、食べ物、飲み物編。巨大チューブ入り、ホースラディッシュ、西洋わさび。日本ではよくローストビーフに添えられておりますが、ソーセージはもちろん、お肉料理全般、お刺身にもよく合います。大好物ですので、たっぷりいただけて嬉しいです。右は、Gさんお薦めのニュールンベルガー。こちらはまだ、いただいてみておりません。
食品関係を買い求めましたのは、ミュンヘンのKAUFHOF、カウホフ。Gさん達はスーパーマーケットと言っておりましたが、検索いたしましたところ、一般的にはデパートと考えられているようですね。
 
prodomo。帰国いたしましてから、事務所にも持参して毎日飲んでおります、ダルマイヤーのコーヒー。ドイツにお詳しい方々の一押しが、このプロドモ。こくがあって大変美味。ドイツのカフェを思い出す味です。空港やショップで買うよりも、カウホフの方がお安くてお得とのこと。
右は、噛んでも噛んでも、噛んでも、味がなくならない長持ちガム。顎が疲れるまで噛み続けても、まだ味が。味はするのに、噛み疲れて紙に出す時、なんですか「ガムに負けた」、という気分に。恐るべし、ドイツのガム。
 
ザイフェンで売られておりました可愛らしいお酒。薬酒系が大好きですので、たいへん美味しくいただきました。小瓶でしたので、三口で。
右は、仲良しグループが中毒になりました、いえ、id:aquioさんに全員が中毒にさせられてしまいましたキャンディー、Pulmoll classic。荷物を増やしたくないと、あまりお土産を買わなかったOさんまでもが、カウホフのお菓子売り場で必死に買い求めておりました。まだ一缶残っているのですが、無くなった時にどのような中毒症状が出るのか、今から心配。
 
こちらも、ドイツのお土産として大人気だというティッシュペーパー。日本のものよりもずっと厚みがあり、紙ナプキンに近いです。使い捨てにするのがもったいないぐらいしっかりしている、と思いましたら、ドイツの方は使い捨てにはせず、ハンカチと同じように何度か使用してから捨てるとのこと。
さて、ではフランクフルト空港よりも近代的で綺麗、という印象でした、ミュンヘン空港の画像で、旅のご紹介を締めくくりましょう。