Salzburg



ミュンヘンから日帰り観光で訪れました、オーストリアザルツブルクモーツァルト、生誕の地。モーツァルトイヤーということもあってでしょうか。この日のザルツブルクは、、イタリアからの観光バスが約50台、その他の観光バスが約50台。合わせて100台以上もの大型観光バスで観光客が押し寄せるという、ガイドさん曰く、「おそらく1年中で一番混雑しているザルツブルク」、だったとのこと。
このお話だけ伺って、仲良し5人組はガイドさん付きグループから離脱。Fさんお薦めの、「紙の博物館」へ。画像は、オペラ「魔笛」、夜の女王の1シーン。
 
FさんとGさんが10年ほど前に訪れた時には、紙に関する展示、例えば紙で作られた劇場や、切り絵、影絵などがとても充実していたそうですが10年ぶりに訪れた博物館はずいぶん様子が変わったとのことで、ドールハウスや動くおもちゃなど、紙以外の玩具の展示も豊富に。
 
今回の旅ではずいぶんたくさんの写真を撮影してまいりましたが、日本に戻り、じっくり見直してみると意外な発見があることも。例えばこの左の画像は、古い時代のたいへん精巧に作られたドールハウスなのですが、お父さんは何故か、何かに酷く怯えているような表情。いったい何があってのこの驚愕の表情なのでしょう。しかも、横の棚には、どう見ましても日本の張子の犬が飾られております。このドールハウスが作られた、時代を考えますととても不思議な取り合わせ。
右は、クリスマスマーケットの八百屋さんの店頭で見かけました、果物で作られた人形。干しプラムで作られた煙突掃除夫のザルツブルクバージョンかしら、撮影して帰り、よく見ましたらこの世のものとは思えない恐ろしい形相。
 
岩山にへばり付くようにして立てられた建物。「玩具の博物館」も同じような建てられ方でしたが、建物の一番奥の壁は、なんと岩肌そのままを利用しておりました。右は、街の中心部で見かけた標識。中には、何をしていいのやら悪いのやら解らないものも。
 
この日、ランチのためにGさんが押さえておいてくださったお部屋は、レストラン中で一番豪華な個室。廊下から部屋を覗き込んだ人々が口々に歓声をあげ、食事中何回も「写真を撮らせてもらってもいいか?」と訊かれたほど。左はそのお部屋の天井飾り。
奈良の街の匂いといえば鹿のふんの香りであるように、このザルツブルク中に漂っておりましたのがお馬さんのふんの匂い。人ごみを掻き分けるように、街中を観光用の馬車が走り回っておりました。でも何故か乗っている人達の表情はあまり楽しそうではなくて。もしや乗り心地が、悪いのでしょうか。
あいにくこの日は雨が降ったり止んだりのお天気。気温が高めにも拘らず、ふかふかの毛皮を身にまとい、雨の中を悠然と歩むイタリアマダム多数。しかも、ゴージャスな毛皮を身にまとったマダムほど、傘を差していないのです。Fさんと、「きっといい毛皮は水を弾くのよね」、「犬みたいにプルプルッと身を震わせればOKなのでは」などあれこれ想像。