ジャガーダイムラー ダブルシックス



運転してみました。楽勝!思っておりましたよりも、難しいこともややこしいこともなく、ちゃんと走ります。さすが、まさに滑るような走り。とてもしなやか、上品な印象。まだ一般道のみですが、秘めた力強さも感じますので、高速などではまた違った表情を見せてくれるのではないかと。ただ、車体が前も後ろも長いのと、ブレーキがとても甘く、深く踏み込んでもすーっと走り続けてしまいますので、これには気をつけませんと。スピードは出しすぎず、車間距離はたっぷり。
それでも、車両保険を付けることができず、リッター2キロしか走らない車というのは日常使いには不向き。購入いたしましてから、もう修理やら手入れやらで100万ほどかかっているとのこと。借りている立場でなんなのですが、できればもっと普通の車に買い換えてほしい、と弟に伝えてみたところ、考えてみるとのこと。で、その話の折に驚くような話が。もう一台のランドローバーを、また買い換えるとのこと。しかも次に買うのもまたランドローバーなのだそうですよ。新しいスポーツタイプなのだそうですが。IT長者ででもあるのならまだしも、小さな会社の社長ですのに、何を考えているのやら。
どうも以前より、父の姿が豊臣秀吉に、弟がその息子、秀頼に、イメージが重なってしまうのです。私と8歳違う弟を父は、溺愛といってもいいほど、甘やかして育てたように思います。したいことは何でもさせてあげたい、と、まだ弟が大学生の時にBMWを買い与えた時点で、父は間違った方向付けをしたのではないかと。一時期など、弟はベントレーの購入を真剣に検討しておりましたが、それは父が「運転手に運転させる車で、自分で運転する車じゃない。恥ずかしいからやめなさい」と諌め、なんとか諦めさせたのです。今も、車種はわかりませんが、ほんとうはランドローバーよりもさらに大きな車が欲しいのだとか。お馬鹿過ぎ。大きな車に乗りたがる男って、何かが小さいのを車の大きさで補おうとしているような印象が。そんなに大きな車に乗りたいのだったら、観光バスでも買えばいいのでは、と姉は思うのです。