梅蜜ソーダ



飲酒運転。お酒を飲んで運転をしたらもちろん、車で訪れたとわかっている客にお酒を出した飲食店も、罰金を払わなくてはいけないとのこと。
取り締まりが厳しくなったということもあってか、先日訪れました強羅の、懐石花壇。以前とは対応がすっかり変わっておりました。駐車場に車を乗り入れると、店内から案内係が飛び出してきてご挨拶と案内をする、のは変わりないのですが、実はこの時、車を運転してきた人間をきちんとチェックしている、というのがこの後わかるのです。
最初に供されます食前酒の梅酒。これを目当てに訪れる人もいるというほど美味なる梅酒。各席に伏せた状態で置かれた朱塗りの杯でいただくはず…でしたが、私の前の杯はすっと下げられ、出てまいりましたのはグラスに入った写真のこちら。「梅蜜ソーダでございます」、と。母には、梅酒を。でも、母はお酒が一滴も飲めませんので、母も梅蜜ソーダ。出されましたらおそらく、ほんの一口ぐらい、と飲んでしまったでしょう。母の分まで引き受けて飲んでしまったかもしれません。例え二口でも、飲酒は飲酒。
気持ちよく、また有難い、徹底ぶり。そう、この梅蜜ソーダもすばらしく美味なのです。母もすっかり気に入りお土産に。