指摘



この春のことでしたか、事務所のスタッフの一人が突然私の眉間に指を当て、「emimiさん。話を聞いて驚いた時や、一所懸命話をする時に、眉間に皺がよる。今ならまだ直るから、気をつけたほうがいいですよ。あと5年したら、もう直りませんから。」、と。ああ、言われてみればそうかもしれません。眉間に触れると、確かに皺を寄せる部分に少し溝が。大変。それから注意し続けてまいりましたら、数ヶ月でずいぶん改善されたよう。先日、「おかげさまで。母も、"確かにそういう癖があったわ。よくなったみたい。言いにくいことを、よく指摘してくれたわね、ありがたいこと。"と言っていました」、とお礼を。「うん、よくなりましたね。なんだかんだ言ってもビジュアルは大切ですから」と。
で、昨日。また、ホールの受付カウンターで横に並んで立っておりました彼が、「emimiさん。立ち姿が、仰け反ってますよ。重心が後ろ過ぎ。もっとお腹をへこめて、お尻を持ち上げて、上体を少し前に」、と。あ、そうなのです。ちゃんと立っているつもりなのですが、写真に写った自分の立ち姿を見ると、姿勢の悪さに驚くことがしばしば。昨日はバレエの公演で、立ち姿の美しいお嬢様方が多く、特に気になったよう。言われてすぐに気をつけて正してみたものの、うっかりするとすぐに、「ほら、また!」と隣から注意が。ということで、次なる課題は立ち姿。「娘も同じような立ち方をするのよね」、と言うと、「それは絶対に直させるべきです。emimiさんはもうどうでもいいといえばいいんだけど、お嬢さんはまだこれからなんだし。仕事をしていく上でも立ち姿が悪いというのは損ですよ。」と。
このように、ややきつい物言いながらも、気が付いたことを指摘してくれる知人の存在というのは、とてもありがたいもの。家族は見慣れてしまって、気にならなくなってしまっているものなのですよね。