ミラノに枯山水



ミラノと日本を往復しております、担当ピアニスト。この秋、新居に引越しを予定しているのですが、これが、広大な庭付き、昔工場だった建物を現在改築中の素晴らしい家になりそうだとのこと。天井は高く、内装もとても豪華なものになるよう。たいへん結構なお話なのですが、本人が心配しておりますのが、広い広い庭の手入れについて。
写真を見せてもらいましたが、確かに、とても素人の手におえるような、ましてや、多忙でまめに草取りなどしている時間が取れるとは思えない担当ピアニストが、手入れをできるような広さの庭ではないよう。なんでも、イタリア人オーナーのF氏曰く、「いやあ日本庭園なんかがいいんだけどね、ハハハ。」、だそうな。あら、それでは提案が一つ。『枯山水』のお庭など如何でしょう。
実家の庭も、最初は一面緑の芝生を目指したのですが、草刈り、草取りがとても追いつかず、結局は芝を全て剥がし、防草シートを引いた上に砂利を敷き詰めてしまったのですが、これは年老いた両親にとりましては、手入れが楽になり大正解でした。
新居のお庭。真ん中に残されたという大きな木を中心に砂利を敷き詰め、山、川などを表現した見渡す限りの枯山水。モダンな建物にもよく合って素晴らしい空間になりそう。あの広さに砂利を敷き詰めるのは、あまりに大変過ぎるような気もいたしますが、普通の緑のお庭にいたしましたらそれこそ、専属の庭師さんでも雇わないと維持管理できないような。
さてさて、どうなりますやら、ですが。来年あたり、後援会会長と一緒に、ミラノに遊びに行けるのではないかと楽しみにしております。その節はぜひぜひ新居にお邪魔させてくださいね、Aさん。