木々



2週間ほど前のことだったでしょうか、Tokyo Midtownの工事現場に大量の木々が運ばれてまいりまして、公園予定地や、歩道の街路樹として植えらておりました。おそらく、どこかのお山から突然抜かれ、東京の真ん中に連れてこられてしまったのでしょう。麻の保護テープでぐるぐる巻きにされたその姿は、痛々しくて、頼りなげで、心細げで。「可哀想に…。でも連れてこられてしまったのだからもう仕方がない。運命だと諦めて、ここでみんなに涼しい木陰を作ってあげてね」などと心の中で呟きつつ、通り過ぎました。
そして昨日、久々にそれらの木々の横を通りましたら、中には葉が茶色くなってきてしまっているものも。「ここで枯れてしまっては、木の一生としてあまりに残念でしょ。頑張って」、とやはり心の中で声をかけたものの、この梅雨、東京は雨が少なく、高温続き。環境の変化に、なかなか適応できないのでしょう。
今日は先ほど、一時ではありますが激しい雷雨がありました。東京の土に根を張ろうと頑張っている樹木たちにとって、恵みの雨、となりますように。