カボチャ畑



知人よりお話をいただきまして、また、来週テレビ局の取材を受けることになりそうです。
(結局はボツになってしまったのですが、)前回の取材の折にも、「ああ、緊張する緊張する」と申しておりましたら、「カメラマンも、ディレクターも、みんなカボチャだと思えばいいのです」と、その知人からアドバイスを。今回も畑にカボチャが並んでいる、と思い、なんとか舌を縺れさせずにお話をしたいと思います。
さて、幸い私が今までに接する機会のございましたテレビ局関係の方は、ごく普通の常識を持ち合わせた方ばかりだったのですが、中にはおかしな選民意識のようなものを持った、知人曰く「腐ったカボチャのような人間」も多いとのこと。
今、お手伝いをしている音楽協会の事務局にも、長くテレビ局で仕事をしてきた女性がいるのですが、「マスコミ関係の人間の常識というのは、一般人とは違う」、と。例えば、レストランや旅館などの取材も、「取材にしてやる」という態度が顕わだそうで、スタッフ何名かで押しかけて、お店は一日、もしくは数日かけて取材を受け、ホテルや旅館なら宿泊まで用意をしても、「はい、ありがとうございました!ごちそうさま。」で支払いは絶対にせずに帰るのが、あたりまえ。社名入りのボールペンでも置いていけば、もう大盤振る舞いとのこと。必要な取材さえこなせば、それが番組で採用されようがされまいが関係ないので、ボツになれば、上記のように一生懸命対応をしたお店の苦労も水の泡、ということもあるわけです。
無事に放映されたといたしましても…それによって来客が増えて、繁盛するお店もあれば、そのことによってかえってサービスが荒れてしまい、大切な常連客などのお客様を失い廃れてしまうお店も多いのだそう。要は、お店であっても、個人であっても、取材されたことがその後プラスになるように、上手に取材を受けて、その経験を生かしていくようにするべきなのでしょうね。