突然譜捲女



担当ピアニスト、本日は六本木のライブハウスに出演。事務所の仕事ではございませんので、当初の予定では、のんびりとお客様で楽しませていただく予定、だったのですが、「急ですが、今日、譜めくりお願いできませんか?」とのメールが入り、急遽譜めくりをすることに。ということで臨みました、初めての曲ばかりぶっつけ本番の譜めくり
ライブハウスでの譜めくりというのは初体験だったのですが、クラシック専用ホールとはまた違った難しさが色々。まず、位置。ベストの位置にはモニターがでんと置かれておりまして、すごく離れた場所にしか座ることができず。しかもその椅子もコントラバスが軽く腰掛けるような高さの椅子で、座っていてもほとんど立っているかのような姿勢。高い位置からピアニストを見下ろすような形になり、まるで、「ほら、弾いてごらんなさい」とレッスンをする先生のよう。大きなモニターに阻まれて、身を捩りピアニストとの隙間に入りこまないと譜面に手が届かず。しかも、ただでさえ遠くて見えないのに、ライティングが暗め。更に、照明がどんどん変化し、正面からのカラフルなライトの照射はまるで目くらましのよう。数回、本当に楽譜を追えなくなってしまい、タイミングがずれてしまったところもあったのですが、そこは百戦錬磨のピアニスト。そのようなことには影響されることもなく、ばっちりの演奏。よかったです。