銘菓



デパートの地下にまいりますとつい立ち寄ってしまうのが、日本各地の銘菓を扱っているコーナー。目に付いたものを色々と試してみているのですが、当たりもあれば、はずれもあり。これまでの大当たりは、大吾の「爾比久良」。地元、関東のものですが、このお菓子は素晴らしく美味です。見かけられたらぜひお試しを。
さて。今回は銀座三越地下の銘菓コーナーで買い求めてまいりましたのは、岩手・さいとう製菓の「かもめの玉子」、岐阜・松浦軒の「カステーラ」、そして島根、松江・風流堂の「山川」。「かもめの玉子」は以前から大好きで、変わらぬいつもの味。「カステーラ」は今回初めていただきましたが、素朴で優しい味わい。「山川」、こちらも初めて。新潟、長岡・「越の雪」、石川、金沢・「長生殿」と並ぶ日本三大銘菓の1つとのことで期待をしつつ購入。「越の雪」は、先日知人よりお土産でいたきましたが、ほろほろとした口当たりと和三盆の甘みがそれはそれは美味。「長生殿」も口どけがよく、やはり和三盆糖の甘みがお抹茶によく合います。
さて、緑茶を淹れて、期待の「山川」、いただいてみたのですが。あぁぁ、この味、この食感を知っているわ。昔、結婚式の引き出物として父が持ち帰った、巨大な鶴や亀の落雁。体に悪そうなピンクや緑で色付けされたそれを食べきれずに湿気させてしまったもの。…懐かしい味、でございました。