門松



銀座の門松はほとんどが、上が水平に切られたこのタイプ。尖った竹で怪我をする人が出ぬよう大事をとってのことかしら。昔は斜めに切ったものが主流だったような、と調べてみましたところ、江戸東京博物館図書室のサイトにはこのように。

Q6.正しい東京の門松の形態がしりたい。竹の切り口は斜めか、水平か。
A.『知って合点江戸ことば』(大野敏明、文芸春秋、2000)では長篠の戦いの故事により「東京はもちろん、御三家、親藩譜代大名の地ではおおむね、竹の頭は斜めに切ってある。しかし、山梨県をふくめ、外様大名の地では、いまも竹の頭は水平のままのものが多いようだ」としています。(続く)

とのこと。山梨流の門松が江戸で流行。さてその理由は。