フランス大使公邸



本日は午後より、「フランス現代美術週間」の特別企画として内部初公開中の駐日フランス大使公邸へ。公開されておりますのは、一階エントランスからその奥に広がる応接スペース。豪華なインテリアはもちろん、大きな窓から見える景色が素晴らしいこと。高台にございます公邸からなだらかに下る庭園の先には、見渡す限りこの季節、秋色に美しく色付いた森が広がっております。都心にこのような場所があったとは。
展示されておりましたのは、本年のベネチアビエンナーレ・フランス館の展示で金獅子賞を受賞したアネット・メッサージェをはじめ、日本初紹介のフランス若手アーティストなど7名の作品。ソファーで寛ぎつつ、ゆったりと美術書などを読むこともできまして、気分は大使婦人にお茶に招かれた友人の、付き人、といったところ。
帰り際、門の手前に立っておりました警備の方に軽く会釈をいたしましたら、「Au revoir」と。(わぁ、さすがフランス人の警備員さん、Au revoirですって、Au revoir。素敵。ええと、私も言ったほうがいいかしら)などと思っておりますうちに門を出てしまいまして、残念ながら挨拶を返せず…Excusez-moi。