タクシークーポン券



以前、贅沢おじ様に一冊いただいたのですが、普段引き出しの中にしまってあるものですから、なかなか使う機会もございませんで。先日、少々近距離でタクシーに乗るとわかっているのにお財布に一万円札しか入っていないことがあり、これでは申し訳ないから、とタクシークーポン券を持って出かけることに。(クーポン券は、100円券、200円券、500円券が数枚ずつ綴りになっているのです。)
タクシー券。どのタクシーでも使える券というのもあるのかもしれませんが、私がいただきましたのは「個人タクシー」でしか使えないもの。これが、いざ乗ろうと思いましたらなかなか来ないものなのです、あの黄色いマークの個人タクシーが。視線がタクシーを追っているので乗るのかと思われ、止まりそうになるタクシーもあって、マークが違うと確認すると急いで視線を別方向に泳がせたりして、なんですか落ち着きません。5分ほどその場で待ったのですが、まいりませんので諦めて目的地方向に歩き始めることに。きょろきょろしつつ、振り返りつつ、歩いてまいりましても、見渡す限り「個人タクシー」の影も見えず。結局10分ほど、目的地までの半分ほどを歩いてしまい、約束の時間に遅れてしまいそうになり、諦めてコンビニでチョコを買って一万円札を崩し、違う会社のタクシーに。「近くて申し訳ないのですが、」とようよう車中の人へ。ああ、こんなことなら最初から…。走り出してしばらくいたしましたら、これが走っているのですよ、個人タクシーが、そこにもここにもあちらにも。恨めしや
ということで、結局この日はせっかく持って出た券でしたが、使えずじまい。使い慣れた方に伺いましたら、電話で迎車を頼むのが確実、だとのこと。なるほど。