カイ・ボイセン / Kay Bojesen



「北欧の匠」の二階には、ご主人や息子さんが北欧から買い付けてきているという、雑貨や工芸品が所狭しと並べられております。
ふと目に付いた、木で作られた小鳥の置物。二階をぐるりと一周いたしましても、そのアヒルの子供のような小さな鳥が気になってしまって。「どうぞ手にとってご覧下さい」と店員さんに声をかけられ、持ってみますとすっぽりとちょうど手の中に収まり、たいそう魅力的。お値段を確認いたしますも、値札が付いておりません。隣に置かれた同じぐらいのサイズのやはり木製の動物の置物には[3,150円]と。(このぐらいのお値段だったら買ってしまおうかしら、可愛いわぁ、なんて素敵なシルエット)、と「こちらはおいくらですか?」と伺うと、店員さんもわからなかったようで、「少々お待ち下さい」と階下にいた息子さんを呼び確認。「そちらはですね…21,000円になります」。わぉ、よいお値段。「それはカイ・ボイセン作だと言われているんですよ。デンマークのROSENDAHL/ローゼンダールのデザイナーでもあり、サルなどの動物の玩具作家としても高名。その小鳥はローゼンダールのカタログには載っていないのですが、間違いなく彼の作品であろう、と」。なるほど、有名なデザイナーさんの作品でしたか。「残念ですがちょっと手が出ません」、と小鳥さんは再び棚へ。
会計の時に、「宜しければ」とカードをプレゼントしていただきました。カードの裏面には、wooden animals-design by kay bojesenと。愛らしい動物達ですこと。