Harrods / チタン刃VS.スコーン生地



日本橋三越地下一階にございますハロッズティーサロンのスコーンセット。ホットティーはポットサービス。蒸らしの時間を計る砂時計も添えられ、さし湯の入ったポットもテーブルに並べられますので、たっぷり美味しい紅茶を楽しむことができます。温めて供されるスコーンはプレーン、レーズン、アールグレーの3種類から2種類を。惜しむらくは、クリームがクロテッドクリームではないこと。スコーンにはやはり、ジャムとクロテッドクリームを合わせるのが最高のいただき方かと。
そういえば、もうずいぶん前のことになりますが、ケーキ教室でフードプロセッサーを使った素晴らしく美味しいスコーンの作り方を教えていただき、一時期毎日のようにスコーンを焼いておりました。ある日のこと、いつものように材料をセットし、フードプロセッサーのスイッチを入れたところ、ぐおんぐおんとすごい音。どうやらよく冷やさなくてはいけないバターや小麦粉が冷え切っておらず、粘度が高くなり過ぎてしまったよう。慌ててスイッチを切りましたが、なんとチタンの刃が歪んでしまっておりまして。金属の性質はあまりよく存じ上げませんがチタンはとても強い金属だとばかり。硬いチタンが柔らかいスコーンの生地に負けたことに驚いた、出来事でございました。