ラヴェンダー色の叶姉妹


今夜は映画「ラヴェンダーの咲く庭で」の試写会で九段会館へ。映画の主役が姉妹ですのでゲストにも姉妹をお招きしました、とのことで、オープニングトークのゲストはなんと、タイトルに合わせラヴェンダー色のドレスに身を包んだ叶姉妹。さすが華やかで艶やか。場を盛り上げるのがお上手で、お話も楽しかったです。(写真掲載、怒られてしまうでしょうか。)
さて、映画ですが。とても良い映画です。「エリザベス女王も号泣!」という謳い文句はどうかしら、と思いましたのと、タイトルが「ラヴェンダーの咲く庭で」、原題も「「Ladies in Lavender]ですのにチラシにもございますようなラヴェンダーが映画の中にまったく出てまいりませんのがやや不自然に感じはいたしましたが、たいへんよく出来た映画だと思います。
もうなんと申しましても、ジュディ・デンチマギー・スミスの演技、表情の素晴らしいこと。そして脇役の俳優さんたちもなんとも味があること。イギリス、コーンウォールの風景も、ナイジェル・ヘスの音楽も美しく、ジョシュア・ベルのヴァイオリンの音色にもうっとり。ダニエル・ブリュールではなく、いっそのことジョシュア・ベルが青年ヴァイオリニストを演じればよろしかったのではないかしらん。
公開記念、特別コラボレーションとして、渋谷のラ・ブラッスリー シェ・松尾では特別メニューが。“子犬料理”“アンドレアのおじゃが”など、映画を観てからいただいたら一層楽しむことができそうなセットが用意されているとのこと。ル・シネマで映画を観て、シェ・松尾でお食事、というコース。いかがでしょうか。