選定疲れ



もう二月ほど前のことになるでしょうか。母の元に金沢の知人より贈り物として大きな花瓶が届きました。美しいブルーの硝子の花瓶。でも、残念なことにその花瓶は無残にも割れてしまっておりました。運送会社が責任をとる、ということになりましたので係の方に「同じものを探し送ってくだされば結構ですよ」とお願いしてあったのですが、先日「なかなか同じものが見つかりません。同等品の購入は5万円ほど、と判断させていただきましたので、花瓶を購入していただきたい」という連絡が。
母がデパートを2軒ほど見たそうなのですが、どうも気に入ったものが見つからないと。では、ネットで少し探してみましょう、と昨日よりひたすら「花瓶」「ベース」の検索。ムラノグラス、ザクセンクリスタル、バカラ、ラリック、ガレから沖縄、北海道の硝子まで。もうドライ愛、おお、良い変換ですね、いえ、ドライアイになりそうなほど、目を閉じると無数の花瓶が目に浮かぶほど、何百という花瓶の画像を見ました見ました。予算が決まっていての趣味の物の購入、しかもどうしても必要という訳でもない品物の買い物というのは案外難しいもの。それにやはり、この目で実際に確かめませんとね。明日か明後日にでも、私もデパートを何軒か回ってみることにいたしましょう。