ただいま



草津の旅より戻りました。
桜。数分間の間に、葉桜から、はらはらと散る花びら、満開、そして綻びかけた蕾。淡く柔らかい山々の緑の中に彩りを添えつつ移ろう姿は、まるで手品か魔法のよう。
残雪。生暖かい風の吹く展望台から眺める、斑に雪の残る山々。漸く氷が溶け始めた湖には、小さな水面をも待ちわびていたかのように水鳥が。湖畔には、冬眠から目覚めた熊のものと思われる足跡が。そして、目の前に悠然と表れたカモシカ
山里のドライブは、季節の境界線を越え、自然界と人の世界との境界線を越え。