煙が目にしみる



ふと浮かんだメロディーの曲名がわからず「この曲って、ムーンライトセレナーデだったかしら?」とピアノで出だしを弾いたところ、母が「ぜんぜん違うわよ。え…と、煙が目にしみる」。おお、そうでありました。家にございました音源をいくつか聴いてみたのですが、一番気に入りましたのはペギー・リー/ベニー・グッドマン楽団のもの。歌詞の内容を考えますと、あまり力んで歌い上げるよりも、さらっと歌ったほうがよろしいような。
煙が目にしみる。長年、煙草を吸っている本人が「ぷはー、あぁ煙が目にしみるぜ」なのかと思っておりましたがそうではないのですね。“When a lovely flame dies. Smoke gets in your eyes.”「愛の炎が消えるときには、煙が目にしみるものなんだよ…」。絶叫する台詞、ではございませんでしょう。