履き間違えおじいさん



今日、電車の中で本を読んでおりましたら、前に座っていたおじいさんが突然、隣に座っていた男性に大きな声で話しかけ始めました。「これから娘に会いに行くんだけどさぁ、慌てて出てきたら靴、見て。違う靴履いて出てきちゃったのよ」と、足元を見ると、左足は真っ黒いスニーカー、右足はグレーに黄色と黒のラインのスニーカー。あら、お茶目さんだこと。続けておじいさん「これもファッションといえばファッションなんだよ」「そうですね」と相づちを打つ男性に更に「恥ずかしい?」と。問われた男性は「いや、どうなんでしょうね…」。わはは。本当に、何とも答えようがないですものね。「ごめんな」「いえ」という会話のあと、おじいさんは今度は反対隣の女の子に、同じ会話を繰り返しておりました。おそらく帰りの電車でも同じように、隣に座った人に話しかけるのでしょう。かえって、おじいさんの足元に車内中の注目を集めてしまうことになるのですけどね。