蝉が怖くて



そろそろ勢いのなくなってまいりました蝉の鳴き声。この季節、公園や神社の横を通るのが怖くて。それは、ジッ、ジジジジジジジジッ…っと、自分でもコントロールが出来なくなった様子の蝉が予測できない曲線を描きながら飛びまわっている事があるからです。先日も突然、素足のふくらはぎにアブラゼミがジジジジいいながらまとわりついてまいりまして、きゃあきゃあ。髪が長いものですから、飛んで当たって髪に絡まったりしたらどうしましょう、などと怯えながらそのような場所は早足で通り過ぎるのですが、そういたしますと今度は、歩道に横たわる瀕死の蝉を踏んでしまいそうになり、ばたばたしてしまったり。まだここ暫くは、木々の近くを歩く時には少し緊張しそうです。