囲炉裏の宿



こちらの小鹿荘には囲炉裏が九つも。まだ今の季節は暑いので、鮎の塩焼を炙る程度ですぐに灰をかけて火を消してしまいましたが、冬はこの囲炉裏の周りで暖かな一時を過ごす事ができるのだそうです。猪鍋や鹿鍋。岩魚の骨酒に、青竹ごと囲炉裏で燗をした竹酒。炭火で焼いたお餅も最高に美味しいのだとか。冬になりましたら、また是非訪れなくては。雪はほとんど降らないので真冬でもチェーン無しで大丈夫、とのお話。

さて、夜になりますと写真のように雪洞や提灯に明かりが灯り、幻想的な眺めに。お部屋の中まで照らされて「これでは眩しくて熟睡できないかも…」などと思っておりましたら、九時過ぎますと明かりが落とされ、建物は夜の闇に包まれます。

そうそう。こちらの小鹿荘の女将はなかなかユニークで、夏場にお客様が減る対策として敷地内に廃校を移築した合宿施設と体育館を建てたのだそうです。何度もこちらの旅館に宿泊しているという方のお話によりますと、学生の団体の宿泊と重なると、お風呂なども混み合い、少々落ち着かない雰囲気になるとか。

小鹿荘(http://www.ojikasou.co.jp/