マーラリアン



マーラー交響曲を聴きながらふと思いついたこと。「ワーグナーを熱狂的に崇拝する人達をワグネリアンと呼ぶけれど、マーラー好きをマーラリアンとは呼ばないわね。そういえば、他の作曲家はファンであっても、このような呼ばれ方をする事はないような…」。少し検索してみましたところ、ショパン→ショパニストという言葉は出てまいりましたが、この場合はショパンの演奏を得意とする演奏者の事。他はベートーヴェンラフマニノフブラームスも、愛好家、好き、ファン…。ワグネリアンはやはり、その盲目的と申しましょうか、まるで魂を奪われ奴隷となってしまったかのような、その心酔ぶりに、本人達も周囲も尋常ならざるものを感じるからこそこのように呼称されるのかと。



道源寺坂