四万温泉



山の奥深く。旅館の方が「温泉がなければ人が住むような所ではありません」とおっしゃるほどの不便なところにある温泉にもかかわらず、四万温泉はたいへん活気がありました。先だって訪れました、どうにも寂れ果ててしまった鬼怒川温泉とは町に漂う空気が違います。次々とバスや車で人が訪れ、温泉に入り、食事をし、買い物をし、とたいへん賑わっておりました。なんと申しましても豊かな源泉の湧出量と、懐かしさを感じる佇まい、ほわっとした土地の方々の人柄などが、観光客を惹きつけているのではないでしょうか。

写真の猫は、散歩中に橋のたもとで出会った野良猫。カメラを向けたら照れる照れる。結局このあと走って逃げてしまったのですが、なんと夜、岩風呂の露天風呂に入っておりましたら、さりげなく覗きに、いえ、遊びに(たまたま通り掛かっただけかもしれませんが…)まいりまして思わぬ再会を。