戒名



昨日の朝の番組でお葬式の特集が組まれておりました。なんでも、平均350万もかかるのだとか。これが、生前契約をした人達は平均100万以下で納まっているそうです。好きな花を飾り、好きな音楽を流し、好きな食べ物を供え、ごく親しい方々だけに静かに送られる。このようなお葬式を望む人がほとんどだとか。ばたばたと葬儀屋さん任せにしてしまうと、どうしても高額になりがちと。

この話を昨日の夕食時にいたしましたら母が「戒名が高いのよね」と。
私「じゃあ、自分で付けちゃえばいいじゃないの。お父さんなんて、競馬が好きで、お酒が好きなんだから、馬とか酒とか使って。あ、そうだわ。馬酔木とかどう?植物も好きだしいいじゃない。それに居士をつけて馬酔木居士。わはは」
父「・・・」
私「ちょっと物足りなかったら、もう少し足してもいいけど」
母「好き放題生きてきた、っていうのもプラスしたいわね」
私「うぅぅん、じゃあ、放蕩は?馬酔木放蕩居士」
父(「ぶはっ」と笑いながら日本酒を吹き出し、咽せながら)「よくそんな馬鹿な事を思いつくな」と。

よろしいのではないでしょうか。高いお金を出せば、位の高い戒名をいただける、というのもなかなか納得のいかないお話。仏の前には皆平等、でございましょ。