シャンペンシャワー 今宵、銀河を杯にして



先日、事務所にご挨拶におみえの、ある奥様が手土産にシャンペンをお持ち下さいました。(さりげなく銘柄チェックをいたしますと)なんと先月せっかく選びに選びましたのに、弟夫婦に飲まれてしまい残念な思いをいたしましたボージョレ・ヌーヴォと同じタイユヴァンTAILLEVENTのものではありませんか。嗚呼、なんて美味しそう。

さて、仕事を終えて帰り支度を始めたところ、社長が箱を開けながら「飲んで帰ろうか?」と。「そんな、申し訳ないですから結構ですよ」といいながらも目が飲みたい、と強く訴えていたのでしょう。さっさとコルクを抜いて下さったのですが、コルクは天井めがけてポンッと勢いよく飛ぶわ、後からシャンペンは吹き出すわで大騒ぎ。社長は「おお、びっくりしたなぁ。あの奥様、シャンペン振り回しながら持ってきたんじゃないのか」などと。私はもったいないと思いながらも、飛び散ったシャンペンを布巾で拭きながら「わぁ、まるでF1の表彰台みたいですね。シャンペンシャワーなんて生まれて始めてですよ」と大喜び。

事務所中に素晴らしい香りがたちこめる中でいただいたシャンパンは、ほのかに甘味があるのですが、後味はすっきり、たいそう美味しゅうございました。良い会社に勤める事が出来て、幸せです。