ひそひそアナウンス



昨夜乗りましたJR。ふと気がつくと、車内放送がまったくありません。珍しい事もあるものだわ、と思っておりましたら・・・あら?微かに聞こえるこれは?・・ちゃんと放送していたのです、まるで内緒話のように。「・・・ぎは・・・と・・・・のりか・・・・・・で・・・・・」車内のざわめきにかき消されて、まったく聞き取る事ができません。かなり混んでもおりましたので、どの駅なのか確認がし辛く、乗客はきょろきょろ。あまりに大きな声も困りものですが、ひそひそ声も困りもの。

知人によりますと、車内のアナウンスについてJRなどに抗議をいたしますと「みな厳しい研修を受けておりますので、車掌によるばらつきはございません」と答えるのだとか。ばらつき、個性はあってもよろしいかと思うのですよ。先日の(こちらは営団地下鉄の)車掌さんなどまるで『謡い』の発声法で「次はぁぁ〜、日本橋ぃ〜、にぃ〜ほんばしぃぃ〜〜〜」と。「ヨォ〜〜〜ッ、ポンッ!」と合いの手を入れたくなる見事な車内放送でございました。こういった個性、私は大歓迎です。