真夜中の麻薬



夜中に書いた手紙は出してはいけない、と言われた事があります。朝、目を通し直すと、こんな事書いたかしら、というような事が書いてある事があるから、と。確かに、真夜中というのは少し普段とは違う精神状態になる事があるかもしれません。

眠る前に娘と色々な事を話しながら眠りにつくのですが、それが毎晩凄く面白くて、涙が出るぐらい笑い転げてしまうんです。昨日の夜の語らいもそう。

娘が「夏目漱石が病を得てから、これを極めて生きていこうとしたという言葉知ってる?」と言うので考えたのですが思い浮かびません。
私「知らない・・・言葉?」
娘「言葉というか、漢字四文字」
私「四文字熟女?わはは、間違えちゃった、四文字熟語みたいもの?」
娘「よ・・四文字・・・熟女・・・(ひいひい笑っております)・・まあそんな感じ」
私「うーん、最初の一文字教えて」
娘「そく」
私「そく・・・・・わからない、もう一文字」
娘「てん」
私「そくてん・・・側転運動」
娘「ひいひい」
私「夏目漱石は晩年、側転運動を極めたとか、だめ?」
娘「ぜんぜん違う、則天去私でしょ」

などという会話。今、思い出すとそうでもないのですが、夜中にすると楽しいんですよ。一種の脳内麻薬のようなものが出ているのでしょうか。